マジカルパスとテンセグリティ

マジカルパスとはカルロス・カスタネダの10冊目の書籍「呪術の実践」に出てくる体操のようなものです。
Youtubeで「castaneda magical passes」などで検索すると動画が出てきます。
マジカルパスはドン・ファンの系列で伝わってきた動作で
テンセグリティはカスタネダらドン・ファンの弟子がマジカルパスを現代風にアレンジしたものです。

カスタネダがテンセグリティを教えるために作った組織がクリアグリーンで
クリアグリーンは今でも活動中です。

書籍のみではマジカルパスの動作を理解するのは無理で動画が必要になります。
クリアグリーンのサイトで数年前までは有料でマジカルパスやテンセグリティの動画が見れましたが
運営方針が変わりオンライン・レッスンのみになり敷居が高くなりました。
今からマジカルパスの動作を覚えるならYoutubeで非公式の人がやっている動画を見るしかないでしょう。
もっとも今からマジカルパスをやってみようとする人はほとんどいないと思いますが…
マジカルパスが何の意味があるかと言うと端的に言うと意識を高めるためです。

カスタネダの10冊目の書籍でなぜいきなりマジカルパスが出てきたのかと疑問に思うのは当然でしょう。
かつてクリアグリーンで販売していた冊子
「The Warriors’ Way Readers of Infinity A Journal of Applied Hermeneutics」の中でカスタネダは
・マジカルパスは門外不出の秘技だったので本には書けなかった。
・ドン・ファンは関節が鳴り易い体質だったのでマジカルパスをすると関節の音が鳴った。
 そこで本の中では「関節の音を鳴らした」みたいに記述した。
・ドン・ファンの行ったマジカルパスは断片的(一連の動作の中の一部)な動作だった。
そんなことを書いています。

実際に3冊目の書籍「イクストランへの旅」にある
>わたしは、話してくれとせがんだ。
>ドン・ヘナロが立ち上がり、腕と背中をのばした。骨がポキポキとなり、また座った。
>「おれが最初に盟友に組みついたのは、おれがまだ若い頃だった」ついに彼が話はじめた。

こんな感じで一見無意味な記述がマジカルパスをやっていたことを表しているようです。

これからカスタネダの一連の書籍を読み直しますが
マジカルパスを行っていたと思われる箇所と認識が遅れているみたいなことを言っていることに
注意して読んでいこうと思います。